活性水とはWhat’s Active Water?

活性水(活性水素水)とは?
弊社活性水(活性水素水)とは、水素を活性化させ、水に添加した状態のものを指します。
通常、自然界において水素は原子のみで存在することはなく、原子2つが合わさった状態である水素分子「H2 」として存在しています。しかし活性化によって共有結合が切れると、原子単独でも活動できる『活性水素』が生成されます。この活性水素を水に添加したものを『活性水素水』と呼称しますが、生体の老化や食品の酸化の原因とされる活性酸素と結合し、「水」へと変化させることを目的としています。
※専門用語では水素ラジカルと呼びます。通常水素ラジカルは直ちに反応して消失してしまうため、安定して長時間存在できませんが弊社は特許技術により実用化に成功しました。

ユニフィード活性水について

弊社の特許技術による『ユニフィード活性水』は、食品衛生法で既存添加物として認められている水素を活性化させ、「水」に添加した水素含有水の一種です。
活性水素水自体は各メーカ ーから健康飲料水として販売されているものもありますが、「ユニフィード活性水」は食品の洗浄および鮮度保持を図る目的で開発しました。
(特許 第3113653号 食料品の品質向上方法)
食品の酸化や劣化の原因となる有害な活性酸素と効率よく結合し、無害な水に変化させることで残留性のある薬品等を使用せずとも安全に食品の鮮度を保つことを目的としています。
また、活性化触媒には水素吸蔵合金であるパラジウム(既存添加物)を使用している他、活性水に含まれる水素ラジカルは非常に微量であるため実質的な残留性はなく、食品衛生法上でも「加工助剤」となるため表示義務はありません。

ユニフィード活性水の殺菌洗浄効果

ユニフィード活性水は食品組織の分解劣化を
抑制して細菌の増殖を抑制し、
“食品そのもの”の持ち味を引き出す水です。

ユニフィード活性水ベースの殺菌水を
レタスに使用した場合の効果

  • 活性水ベースの殺菌水で
    殺菌洗浄したレタス
    傷みが少なく鮮度が長期保持される。
    含水率が維持され歩留低下が防げる。
  • 水道水ベースの殺菌水で
    殺菌洗浄したレタス
    傷みが多く、有機物(糖・タンパク)の分解物が生じ、菌はそれを餌にするため菌の増殖が早まる。
    また同時に離水することで歩留まりが悪くなる。
カット野菜の鮮度保持効果

カット野菜製造の際、カットされた部分の野菜組織は空気中の酸素や刃物表面との電蝕作用により、自己消化酵素と呼ばれる酸化酵素、加水分解酵素等を活性化させ劣化が進みます。
これにより組織の分解が始まり、例えば炭水化物(多糖類)の最小単位であるグルコースなどの単糖類まで進むとバクテリアなどの細菌の餌となってしまうため、急速に腐敗が進行します。
しかし分解を抑制すれば餌となる栄養源が発生しないため、バクテリアは増殖できません。つまり、活性水は多糖類を分解する酵素の働きを抑え、分解速度を低下させることで食品の腐敗を防ぎ、鮮度とみずみずしさを長期保持する役割を担っているのです。

また、殺菌のために水に添加する次亜塩素酸は、品質劣化の原因となる活性酸素を発生させますが、活性水には活性酸素を消去(活性水素と結合して水に変化)する働きがあるため、食品の分解劣化を緩和すると考えられます。

用途及び効果

カット野菜
  • 殺菌剤使用量の抑制または廃止・品質の向上(はりの保持、変色防止等)
  • 食味の向上
  • 鮮度保持効果(歩留まりの向上)・制菌効果・初期含水率の維持
  • 排水負荷低減
水産加工
  • 施設臭気の改善・油、付着物の清掃が容易
  • 制菌効果・鮮度保持効果(歩留まりの向上)
  • 排水負荷低減
冷凍食品
(魚介類
・干魚)
  • 解凍時のドリップ防止・解凍後の鮮度、色調保持・解凍後の加工品質の向上
  • 冷凍耐性の向上・制菌効果・異臭の減少
  • 排水負荷低減
惣菜、煮物
  • 加工時間の短縮・調味料の浸透性向上・風味のマイルド化向上
  • 塩角の除去、歯ざわりの向上・煮崩れ、煮汁の濁り減少・pH調整剤等添加物の使用料削減
  • 排水負荷低減
畜産(水産)
  • 飼料要求率の低減・肉質の向上・体重増加率の向上・作業環境の改善(異臭等)
  • 商品化率(歩留)の向上
  • 排水負荷低減
保冷設備用
加湿システム
  • 鮮度保持効果(酸化防止等)・庫内の環境改善

活性水製造装置のご紹介