ユニフィード
エンジニアリングの強みStrengths of Unifeed Engineering

食の安全が取り沙汰される今より25年前の平成6年に弊社を設立致しました。
その目的は、食品衛生法を遵守しながら、より安心安全な鮮度保持システム殺菌水供給システムを開発することにありました。

安全性
私たちのコンセプトは「より良い食品添加物の活用法を見出しその使用量を最小限にとどめながら効率的な殺菌・鮮度保持を実現する」ということです。
食品衛生法において、食品製造の過程や食品の加工または保存の目的で使用する添加する物は全て、厚生労働省より食品添加物として認可を受けたものでなければならないと定められています。したがって食品の安全性並びに品質の保持には欠かせない殺菌料においても、厚生労働大臣が定めた指定添加物に登録されているものしか使用できません。しかし殺菌料を使用することで食品に少なからずダメージを与え品質を低下させるデメリットがありました。
そこで弊社では標準的な殺菌料である次亜塩素酸ナトリウムの殺菌力を向上させ、その使用量を低減する目的でpH調整を行うpH調整次亜装置を開発することで「殺菌効果と食品の品質保持」の両方を可能としました。
  • pH次亜水:pH調整することで、従来の次亜塩素酸ナトリウム水溶液(200ppm)より低濃度(50ppm程度)でありながら高い殺菌効果を実現。
  • 活性水素水:残留性が無く、活性酸素を消去する目的で「水素」による鮮度保持。
  • 電解次亜水:食塩水を電気分解して生成することで安心・安全を向上させる殺菌システムを実現。
このように弊社で取り扱うシステムは優れた殺菌効果と鮮度を保持しながらも、食品に含まれる栄養成分や人への影響をより少なくして安全に運用することを目指します。
技術力
  • 活性水製造技術、次亜濃度測定技術等特許取得済
  • 電解次亜水製造における新型電解セルについての特許取得済
弊社は平成12年9月に「食品の品質向上方法」として活性水素水に関する特許を取得しています。(特許 第3113653号)
食品の品質を維持しつつ鮮度保持を実現する場合、これまでは酸化防止剤(ビタミンC)などの食品添加物を使用するほかありませんでした。しかしそれらの使用による副作用として時間の経過とともに逆作用が起きかえって褐変が著しくなるなどの問題がありました。
そこで弊社設立当初から開発着手したのが活性水素水の実用化です。
活性水素水(活性水)は活性化させた水素を水に添加したもので、食品の劣化を抑制する働きがあります。その上で実質的な残留性が無いことから加工助剤に相当するため、添加物表示を免除されます。
開発当時は「活性水素」という言葉もありませんでしたので、一般的に分かり易い「活性水」という呼称にしましたがその裏付けとしての研究開発は平成6年4月より着手しています。25年前は現在より分析方法も少なく、活性水素(水素ラジカル)の存在等の検証が困難であったため、他の研究機関(大学、分析機器メーカー等)の協力を得ながら開発を進めました。
現在弊社の最新開発技術としては食塩電解による電解次亜水製造における新型電解セルについての特許(第6599411号)を取得しておりますが、従来品と比べてコスト低減を目的とした長寿命の電解電極を実現していますので、将来的には途上国の衛生管理にも使えるような、世の中に役立つ製品になればと考えています。
管理体制
弊社は「食品衛生法」に準拠し、食品の安心・安全・品質向上を目的とした技術開発に取り組んでいます。
平成17年には「食品添加物製造業営業許可」を取得し、食品への安全性はもちろん自然環境にも配慮した乳化剤製剤や殺菌製剤等の開発を行っています。更に埼玉HACCPも取得しました。
経済効果
食品加工に「活性水」や「pH次亜水」を使用することで酸化劣化を緩和することができ、細菌の増殖を防ぐと同時に組織の維持による含水率(歩留)の向上を図ります。これによりコストと安全性を両立することができ、結果的に廃棄率の低減や原材料費・人件費の低減、加工時間の短縮、及びそれに伴い安定した商品価格での供給に繋がります。
また、殺菌剤等の使用量を削減することで食材本来の風味や味覚を最大限引き出すことができ、将来的には利益率向上や商品競争力向上も期待できます。
将来性
製造業界は年々人手不足が深刻化しています。そのため、私たちの技術開発は将来的には人手不足に対応した食品洗浄システムの構築を実現したいと考えており、近年マイコンを用いた制御基板等を自社開発しながらそのための人材確保~育成を行っています。
食品の品質向上だけでなく、将来に向けて生産効率の向上を実現することがユニフィードエンジニアリングの強みです。